体の免疫力が低下すると発症する性器ヘルペスは再発しやすいSTD

HSV(単純ヘルペスウイルス)1型もしくは2型の感染によって発症し、男性では亀頭部、女性では会陰部に水疱性や潰瘍性の病変を形成します。ウイルスに初めて感染した場合の多くは不顕性感染で、神経節に潜伏し、ストレスや疾患、抗生物質の使用などで体の免疫力が低下すると口唇、生殖器に回帰して発症します。妊婦が性器ヘルペスにかかっている場合は新生児に垂直感染します。

ヘルペスに初感染した場合、3~7日の潜伏期間の後、成人男性の亀頭・包皮、女性の陰唇・会陰部などに水疱が生じ、潰瘍となって激痛を伴い、リンパ節の腫れがみられます。2~4週間で自然に治りますが、まれに仙骨の神経根が障害され手排尿障害が残ることもあります。

再発の場合は症状が軽く、治療せずに放置しても2~3週間で軽快します。新生児ヘルペスは肝臓、肺、副腎などの臓器が侵される全身型、中枢神経細胞が置かされて脳炎を起こす中枢神経型、病変が皮膚、眼、口腔に限られる表在型に分類されます。

性器ヘルペスの治療にはアシクロビル、バラシクロビルなどの薬が有効ですが、再発しやすいため完治が難しいのがこの病気の厄介なところです。体の免疫力を高めるためには栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠を心掛ける必要があります。